中の人など居らん!

2017/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/09

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
虫歯はたった一人で 虫歯の痛みで泣いていた。
はずであった

では、さっきグレイが扉を開けたとき飛び出してきたもの
アレは一体?
しかし、猫であったことはグレイのあの目で確認していた。

「虫歯~、猫入れちゃダメだよ 畳汚れるから。」
「入れてないよぉ、私がはいったらもういたもん・・・・あ・・・・」
「だって、鍵当番虫歯だったし、だめだよ入れちゃ。」
「・・・私が入ったときにはもういたの、先生の座布団にちんまりのっかって・・・・・」
(???????)
どこの猫が鍵を開けられるのだというのだろう?
しかも、先生のおられるはずの位置に先生用の座布団の上に乗っかっていたと?

虫歯が茶室に当番で鍵を開けに行き、部員関係者の中では一番先にそこにはいっている。
それは、当日の授業の時間的に虫歯の在籍した学部しかありえないことであり
誰も好き好んで、開かない雨戸との格闘と舐めても大丈夫なほどの畳の雑巾かけなどは
したくはないものだから、先に茶室の用意をするはずもなく。
しかも、虫歯がきたときには鍵は確実に閉まっていた。

密室だった。

密室のはずの茶室、一番の上手(かみて)の席に座布団と猫がすでにいた。

その日、お招きしていたお茶の先生は急用でいらっしゃらなかった。
妙な大騒ぎをしたこともあって、先生が来られなかったことは用意不十分な私達にとっては
取り繕う時間ができたというものだが。



茶室を掃除したことのある部員は、あの茶室にはなにかあると感じていたらしい。
ただ、当番はたいてい一人でやっているので、そんなことを考え出したらやっていられない、
そう思って、何かあると感じ取っていたものについては誰も語らなかったのだ。

「先生の代わりに猫・・・・・か・・・・・・・」
部長が何か冷たい空気を強調するかのような声で言った。


「先生の代わりに猫 ねぇ
             じゃあさぁ~~~
                      その猫はニャン子先生って呼ぼぉ~♪」

茶室を部員の中で唯一掃除したことの無いグレイの一言は
      冷たい空気を凍らせるものだったことを
本人はこのとき気づくことはなかった・・・・・・・・・・・・・・・・。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://mick99.blog17.fc2.com/tb.php/79-470ec700
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。