中の人など居らん!

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ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(滝本竜彦・角川文庫)
時間が有り余っていた週末で、しかも現場は離れるわけにいかない状況で
とある売店の隅に文庫本がおいてあったので、たまに読書でもと
数冊買ったうちの一冊。

作家:滝本竜彦氏 ひきこもり世代のパイオニアと自分を称す
同作家作品に「NHKへようこそ」現在コミック3巻まで発売されている、小説は完結している。

地元のコンビニでこのコミックの3巻を何気なく手に取り立ち読みしていた。
3巻しょっぱな私が最近まで遊んでいた遊び場であるネトゲが出てくる。
勿論伏字とか名前とか微妙に変えてあるけれど、どうやら主人公はネトゲのRMTで
ひきこもりながらお金を稼ごうと思いつくらしい。
赤魔で最初のドラゴン退治の場面で思わず噴き出したのは全く恥ずかしかった・・・

それもあったので 同作家の小説があるなと買ってみたわけではある、ランダムではなかった。

主人公男子特に特徴もない高2、ヒロイン美少女セーラー服戦士
悪のチェーンソー男をやつけるために毎日ふたりで地味に戦う
ただしチェーンソー男は不死身、さあ倒すことはできるのか?

というあらすじがどこにも書かれているわけだが・・・・・・

これ誰だってこのあらすじ読んだらばかばかしいと思って買いませんて

ネタバレになるかどうかはわかりませんが
正直なところチェーンソー男との戦闘は表立って大きな意味ではなく
ひどく深いところで意味を持っています。

細かいストーリについては興味のあるかたは読んでみて下さい。
軽く読めます。

ただ、私にとってこの文字のマンガのような作品
笑われそうですが、今までの探し物が見つかった大事な一冊となりました。

主人公が、私に微妙なところで理解できないアノ人に似ている、似すぎている(笑)

最初は世代の違いか?と思いましたがそんな代わりはないでしょう
それは、ただたんに私が優しさの形について頑固な考え方で、そういう種類もあるということに
今まで気がつかなかっただけでした。

ともすると消極的で肝心なところで冷めてしまう主人公の思うことと言動

今までそれはただの面倒くさがりなだけだと思っていました
まあ、私がこうだったんでしょ?と言ってもきっと、いや面倒なんだと言うでしょうが(笑)

一見情けなさ気なアドバイスが実は(多分無意識ね)彼女を助けたい一身で言っていること
そしてそれは同時に自分をも助ける言葉であること そういう行動であること

引くことで突破できる状況というものは無いと今まで思い込んでいましたから
そう、このヒロインのように、自分で戦って納得するしか方法を知りませんでした。
そしてそれは同時に誰かをも助けられる手段ではなく 自分ひとりしか助からない。

引いているようでそうではなく、それは自分自身とその大切なものを守れる力。

男性という生物は計り知れませんね。
正直今までどこかナメてたところはありました。
だいたいのことは男並みにやれてきた自信過剰なところがありましたので
私も所詮はこの程度であったと、この主人公の高2の男子に教わることになりました。

これはいまどきの人にだけあてはまる、自分は古いタイプだからこれは理解できないし
当てはまらないだろうと、そうたかをくくっていましたが
何故だかよく噛み砕いて説明を受けたときのような理解のしかたができたので
多分自分もそんな年寄りでもないかと・・・・・・・

高2男子の受け持ちの先生が言います
「我々のころは思春期から今ぐらいにかけてそのイライラや不安を体制にぶつけていた
その体制の中でも学校の先生というものは より身近であり 体制=先生 であり
先生に反発をすることは当然ありうることで、学校の教師たるものそれをみんな
覚悟しているものだ、それに対応しようと青年心理学なども常に勉強している、だが、
お前はどうやら違う、いや、お前らなのかも知れないが、体制にたてつくことでいいこともない
自分が得することもないのを知っている頭のいいヤツラ、だから理解できない
難しいんだ・・・」

先生のいうことのほうが実はよくわかります。

長いものにまかれるもんか!的なツッパった考え方、これ私にあります。

人間という生物として生理的におそってくる思春期青年期にあるイライラした思いや不安
これは年代変わることなくだれにでも襲ってくる。

しかし、今の子供達いやなんだかこの際自分も含めになってきますが、
これのぶつけ場所が、変に頭がよいだけに自分達でなくしていまっている
だから意味もなく死んでいってしまったり、意味もなくすぐキレたり

最後に主人公は気がつきます。
ある友達は音楽製作にどっぷりつかり
ある友達は自殺のような死に方をしていった。

自分もチェーンソー男と勇敢に戦って華々しく死ぬ
「だから頼む、殺してくれ」
主人公はこう言ってしまいます。

死ぬことで、平穏で何もないただイライラして不安な毎日、多分それは一生続くもので
だらだらと一生を終えることをかんがえるならば 今ここでヒーローのように
格好良くヒロインを助けるような形で死んでしまったほうがいい。
最後がよければオールおk

でも主人公はそれでは先にその思いに駆られて、何かと戦いながら格好良くしんでいった友達
と同じことで、オリジナルではないことと、それは自分自身ではないことに気がつき

生きるのです。


私を生かし、自分が居なくなることは自分を殺すことではなく自分のためでもあったと
私はせっかく守り抜いてもらったあるひとつの人格を それはゲームではありましたが
中身は私ですし生身ですしひとつの人格であったと考えます、でも私はそれを
殺してしまいました

あの時、頼む殺してくれとあの場で心の中で叫んでいた
しかもソレに向けて誘導すらした

引くことで生きることもできると教えてくれた方々
それを身をもて文字を持ってあらわしてくれた人

みんな私のことを考えてくれてしかも自分自身のこともきちんと考えていらしたのですね。

今頃わかってごめんなさい
ありがとう
ごめんなさい
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