中の人など居らん!

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沖で待つ
沖で待つ
posted with amazlet on 06.02.19
絲山 秋子
文藝春秋 (2006/02/23)


 女性総合職、この言葉を聞かなくなってから久しい気がする。きっとそれほど 普通のことになってしまい、男女の違いでの職場での立場や仕事が違うことがなくなってしまったからであろう。

 主人公「私」新卒で営業部につくことになったOL(OLという言い方ももはやどうなのか?)が、同期入社の「太っちゃん」(男性)との”どちらか先に死んだら、お互いのPCのHDDを破壊し記録を消すこと。”約束を 「太っちゃん」の突然の死によって「私」が果たす。

 その約束自体にものすごい秘密めいたハードボイルドでホラーでファンタジックな意味合いはない。HDDの内容についても謎(多分これかなーという「私」の推測は書かれてはいる)で終わる。
 だが、個人の全く個人的な秘密の中身を決して覗かないであろう人物しかも異性というのもは存在することを いつもの甘ったるい恋愛小説やドラマに慣れてきた私達に”PCのHDD”(パソコンのハードディスク)という形あるものにおきかえて、男と女が居ればかならずや恋愛に発展し、その行為成され壊れていったり幸せになっていったりする そう思い込まされてしまっている事に気がつかせてくれる作品。

 これを読んで自分も「あーーーーアイツこういう関係だわ」(男性に対しアイツはないだろうと思ったり思わなかったりではあるがw)いるいる います こんな人。
 恋愛感情が一切わかないわけでもなく、素敵な人物だとはおもうものの自分の気持ちが恋なのか?は非常に疑問におもえる人物で、これを読むまでは、まあ、一種の恋心なんでしょうかね、、、自分も若いですねテヘ。なーんて甘ったるいことを考えていたりしましたが、これがあったとは!

 私を多少しっている方なら、これが誰なのかはすぐわかってしまうだろうという気恥ずかしさを抱えながら書いておりますw。

 決して仲間意識というものは同性のなかでしか生まれないわけではなく、仲間から恋人へ進展するのが普通なわけでもなく、一体なにによってそう思い込まされていたのか?
 実は”何によって?”はわからないのですが、自分の他人に対する感情の中には、普通にこういった種類の感情もありえるのだ、なにも気構えて異性と接するものでもないし、相手も普通の人間で男女年齢地位財産などをとっぱずした関係が持てることのすばらしさ、自分にそういう関係の人間がいてよかったと、なんか肩の力がスっと抜けました。
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コメント
この記事へのコメント
いるいる
いますよ、そういうアイツ、わたしにも。
おかえり~。
2006/02/19(日) 21:14 | URL | 出人 #X.Av9vec[ 編集]
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