中の人など居らん!

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私の頭の中の消しゴム
木村 元子
小学館 (2005/09/06)
売り上げランキング: 12,969
おすすめ度の平均: 5
5 もうひとつの「私の頭の中の消しゴム」
5 どこまでも切ないお話
5 死より切ない別れがある・・

封切前なのでこちらにて


私の頭の中の消しゴム

 若年性アルツハイマーにかかってしまった主人公のお嬢様と、主人公を愛し結婚してから発病を知るが、それを支えていく男性と家族の愛の物語。
 何の苦労も知らない建設業社長のお嬢様が、世間からのストレスなどによって発病(と私には見えた)。
 そんな中でも大恋愛で結婚をし、幸せにくらしていくのだが、映画では二人が出会う数ヶ月前から発病の兆候は書かれている。
 二人の思い出の場所、思い出の言葉を病気のために日々失っていく毎日、修復できない記憶の病気だけに切ないことこの上なし。
 愛することをも忘れてしまったら、園つど愛することを覚えていけばいい、妻を愛しぬくことを心に決めていた夫の毎日の努力とその注がれる愛は、羨ましすぎるものでありました。
 忘れても忘れても覚えていく愛。
 サランヘヨ 完 となります(うはwwwネタバレwww)
***
 私の友人に父親が画家で自分はその父のあとを継げなかったと嘆いていた人がいます。
 画家で食べていくのはそれは特別な人間であろうと、私も思うわけですが、芸術家というのはどこか何かを破壊して(自分では多分意識して無い)作品を生み出しているのだと、その友人の父親をみて思ったことがあります。
 それは、その友人の母親(画家の妻)は子供達を産み終えてしばらくしたところで、この若年性アルツハイマーにかかってしまいました。この病気の主な原因としてストレスが挙げられています。それはこの映画でも結構しつこくかかれているのでお分かりになると思います。
 実際この友人も言いました、父は作品を生み出すために母を壊してしまったと。
 長男様もいるのですが、私とこの友人が知り合った頃には病気はすでに末期状態らしく、友人の兄の家から娘のところに行きたいと勝手にアルツハイマーであるのにもかかわらず家出をしてきていたころでした。

 脳の病気で身体は元気なのです。

 友人はこの母親をみせたくなくて家に閉じこもりました。でもやはり、ひとりではどうにもならなくなりある年配者に相談して、そういった人の多く居る施設に入れてもらうことが出来ました。
 これで彼女は外にでて今までの苦労を話してくれるようになったのです。1人で本当に苦しんでいたようです。
 とりあえずの明るさをすこしづつ取り戻した友人、私はそのお母様にもあわせていただいたりしました、調子の良いときは家にいらしたからです。
 友人とはいえ他人の母親のことだとしても、この忘れていく切なさと残酷さをなにかきり傷に塩をすりこまれているかのように痛かったです。

 身体は元気なのだ

 ところがある日その私設で友人の母親が若年性ではなく、年相応のそういった症状で院にはいっている老人をつきとばし骨折させてしまうという事態がおきました。
 友人はあわてて院に飛んでいき事情を聞いたうえで鎮静剤のようなものを注射するので承諾書を書かされたそうです。
 詳しいことはわかりません、その鎮静剤は2度目3度目には命を落とすという劇薬だそうです。
 彼女は悩みました、一度目は命に関わらないらしいとはいえそういった薬を自分の母親に摂取させること、そして、二度目があったらどうしようという不安でまた私の前から姿を消してしまいました。家はかわっていないのですが、電話にも玄関にも出てくれなくなってしまったのです。

 数ヵ月後、彼女から電話がありました。
 「私は自分の母親を殺したことになるんだろうか?どう考えればいいのかもう分からない。」

 院にて2度目の暴走があり老人ひとり重症、数名が軽傷ではあるが被害をだしてしまったということでした。
 それによって例の薬の使用を余儀なくされたわけです。
 このときは、事前に承諾をとっている病院側にも余裕は無く、なんといっても身体が50代前半で若いせいもあって力が一緒にいる老人達とは桁違いであり、病院側も原因をつくってしまったかもしれない老人達も即対処のしようもなかったそうです。
 コレは彼女の言っていたことです。

 それがわかっているのならば
 誰にも非はないのがわかっているのなら
 アナタにも非はないのよ。
 薬で殺したわけじゃなく
 あの病気で亡くなったの。

 彼女はこれを素直に受け止めてくれました。
 私にできることは間違っていたかもしれませんが、それだけしかなかったのです。
 数ヵ月後母親は亡くなり、彼女は私に父親の絵を一枚くれました。
 自分があああなったとき、なんとかしてほしいと頼まれました。
 できることではありません、彼女だから戦えたのだと思います。

 コノ映画、あまったるいとこいってるんじゃないわよ!と
 正直それが感想であります。

 彼女はすぐ病院にいきアルツハイマーの検査をし(早期発見ならば現在では進行をほんのそこしずつにできるらしいので)健康体である証明書をもらい。絵を某所に寄贈したついでに、そこに彼女は就職する段取りを整え現在に至っています。
 彼女はそれでも父親のことは恨んでいません、病気はひどく恨んでいますが。
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コメント
この記事へのコメント
突然で申しわけありません。現在2005年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。トラックバックさせていただきましたので、投票に御参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://forum.nifty.com/fjmovie/nma/です。
2005/12/23(金) 00:19 | URL | 日本インターネット映画大賞 #-[ 編集]
柿太郎って犬は実在します。
畑の番犬でその畑の真ん中にある柿の木にくくりつけられている犬です。
その畑に最近家がたってしまいました。
柿の木もなくなってしまいました。
これも本当の話です。
多分ここのところの柿太郎の暴走は
大好きだった場所を奪われた腹いせとイヤガラセだと思います。
・・・なんで私に・・・・
柿太郎テラコワス
2005/10/25(火) 23:37 | URL | moco #-[ 編集]
全く内容とは関係ないが
柿太郎がこれをかかせたんだとしたら、柿太郎すごい!
2005/10/24(月) 23:13 | URL | 出人 #X.Av9vec[ 編集]
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 映画ファンの皆様、毎年恒例の日本インターネット映画大賞(旧称:ニフティ映画大賞
2005/12/23(金) 00:16:10 | 日本インターネット映画大賞 in ブログ
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